そんな声が聞こえた瞬間、後頭部の辺り に強い痛みを覚えて、私の意識は遠のい ていった……。 目を開けると、そこは見知らぬ部屋だっ た。 黒い天井。一番に目に入ったのは、それ だった。 ここ……どこ? とりあえず起き上がろうと、手を動かそ うとして、違和感に気付く。 両手を背中の方で、ガムテープで括られ ているのだ。 足も同じように括られていた。 ……なにこれ。誘拐?