「……そんなに怖いの?」
そう怪訝そうに尋ねると。
「あれは……魔王だ」
「俺はもう二度と寝起きの雅には会いた
くないなー。自分の命が惜しいしね」
「死にたくないよ……」
悠、仁斗、春希がそう呟いた。三人とも
顔面蒼白だ。
……この三人をここまでビビらせるなん
て。
「じゃあ麗ちゃん、扉までは案内してあ
げるからね」
そう言いながら、ぐいぐいと背中を押し
てくる類。
「ちょっと待ってよ!私、起こすだなん
て言ってないじゃない」
「麗ちゃん、もう君しか俺たちを救えな
いんだ」
なにそれ!
「──ここだよ」


