そして、静かに目を伏せる。 「そういうわけじゃ無いけど……」 ほとんど無意識だった。 無意識に、雅の姿を探してた。そんな必 要、ないのに。 居ないならそれで良いじゃない。 それだけ関わりを持たなくて済むって事 なんだから。 私にとって、それは好都合でしょ? 本当に、駄目だ。 彼らと居ると、気が緩んでしまいそうに なる。 「雅ならまだ向こうの部屋で寝てるんじ ゃないかな」 聞いてもないのに、そう教えてくれた類 。しかも。 「麗ちゃん、起こしてきてくれない?」 ──なんて、困る。