姫に当たったって、どうしようもないの に。 何をしたって──もう、アイツは戻って 来ないのに。 「俺で良ければ、相談受けるけど」 「……大丈夫だよ。そんなに追い込まれ て無いから」 俺はそう言って、耳元に光るピアスに触 れていた──。 .