いつまでも君を想う、俺の誓い。 「ヤッホー、姫」 そう言うと、目の前の姫は、少し顔を歪 めた。 そして、小さなため息をつきながらやっ てくる。 「……だいたい予想してたけど、やっぱ り貴方なのね」 「残ってんの雅と俺なんだから、そりゃ 俺が来るでしょ~」 「そうね」 どこか曖昧にそう返事をする姫。 「なになに。もしかして俺のこと嫌い? 」 ちょっとからかうようにそう言って見せ たけど、俺は姫の顔が一瞬ひきつるのを 見逃さなかった。 ……なに、図星かよ。