紗智はどうやら学校で倒れたらしく、病
室には、紗智の学校の養護教諭や担任の
先生も居た。
紗智は、ベッドの上で眠っていた。
「せ、先生……っ、紗智は……」
そこにいた医者に、そう尋ねる母さん。
「ご家族の方ですね?別室にご案内しま
す」
そう言って連れてこられた俺達は、とん
でもない事実を聞かされた。
「彼女の脳を検査した所、彼女はある病
気にかかっていることがわかりました。
……このまま放って置けば、命に関わり
ます」
「そんな……!」
俺達はその瞬間、絶望を味わった。
命に関わるだなんてそんなこと、実感さ
えなくて。
俺達は動揺していたんだ。


