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「…………多過ぎない?」
「オマエが少ないだけだろ」
「や、藍沢くんが多いんだって…」
電話を終えて席に戻れば、既に藍沢くんは会計を終わらせていて。
私が座る席の前には、頼んだ通りチョコパイと湯気を立てるカフェオレが置いてあった。
一方で向かいの彼の前には、皿の容量を超え盛られたドーナツの皿が2つ。
と、ホイップたっぷりのアイスココアが置かれていて。
見てるだけで当分甘いものを摂るのを控えようと思ってしまった。
挙句、ここに私を連れてきた張本人は、私なんかまるで見えてないのか、チョコドーナツを頬張りだし、一向に話し出す気配を窺うことができない。
「…藍沢くん」
「……ふぁに(なに)?」
「…あの人たち誰? 喧嘩してたの? それとも、カツアゲ?」
「ふぇんふぁ(喧嘩)。
ふぁいふぇは、あふぁぎふぉうふぉうのやつら」
「…ゴメン、飲み込んでからもう1回言って」
