憂鬱 Everyday


__________

_____

__



「…………多過ぎない?」

「オマエが少ないだけだろ」

「や、藍沢くんが多いんだって…」


電話を終えて席に戻れば、既に藍沢くんは会計を終わらせていて。

私が座る席の前には、頼んだ通りチョコパイと湯気を立てるカフェオレが置いてあった。

一方で向かいの彼の前には、皿の容量を超え盛られたドーナツの皿が2つ。
と、ホイップたっぷりのアイスココアが置かれていて。

見てるだけで当分甘いものを摂るのを控えようと思ってしまった。


挙句、ここに私を連れてきた張本人は、私なんかまるで見えてないのか、チョコドーナツを頬張りだし、一向に話し出す気配を窺うことができない。


「…藍沢くん」

「……ふぁに(なに)?」

「…あの人たち誰? 喧嘩してたの? それとも、カツアゲ?」

「ふぇんふぁ(喧嘩)。
 ふぁいふぇは、あふぁぎふぉうふぉうのやつら」

「…ゴメン、飲み込んでからもう1回言って」