「当たり前だろ、バカ」







若干赤くした顔で、そう言うと美琴は幸せそうに笑ったんだ。




その笑顔も、繋いだ手から伝わる温もりも。




俺が守って見せるから。





不器用なら、不器用なりに。

ヘタレなら、ヘタレなりに。

意気地無しなら、意気地無しなりに。





精一杯の愛を伝えてみせるから。



だから美琴は隣にいてくれな。




美琴がいるだけで俺の世界は輝くんだ。






暖かい気持ちになって幸せになるんだ。





君はいつだって俺に春を訪れさせるんだ。











_End_