「…お前、その関西弁どうにかならねぇのかよ」


俺はまた飽きれながら言った。
どうも、山崎の関西弁には抵抗があるらしい。


「それは、無理やて。関西人やし。」


…だろうな。


「はぁ…。まぁ、とにかくさっきの話は
聞いてたな?楠木日向の事を調べてくれねぇか。あと、怪しい動きがあったらすぐに伝えろ」


「承知。でもなぁ、女の子をコソコソ調べんのは、ちょっとあれやなぁ…。
まぁ、仕事やししゃあないな。ほな」


そう言って、また天井裏へと消えていった。


はぁ…。まぁ、日向がしゃべってくれりゃあ早いんだが…。


ああいう、気の強ぇ女はそうはいかねぇだろうな。


俺ははぁ…と溜息をつき、
総司と日向を探しに行った。