「…沖田、」
「いててて…ん?何?」
目の前で涙目になって頭を押さえている沖田に声をかけた。
何で涙目かはご想像にお任せしよう←
「めっちゃ今更だけど、
…斬った事謝る。…ごめん。」
あたしは下を俯いて言った。
土方も沖田も、あたしに責任はないって言ってくれたけど、あたしが謝らないと気が済まない。
いくら怪我を治したからって言っても、
あたしがやった事は、
少なからず裏切り行為。
特に沖田にはそうだ。
あたしがそのまま俯いていると、
あたしの頭の上にポンっと手が置かれた。
「だから日向のせいじゃないって。
怪我も日向が治してくれたんでしょ?」
だったら余計気にする事ないって、
沖田がそのままあたしの頭を撫でた。
「…。」
なんか…
沖田がおかしい←
土方もおかしかったけど、
沖田もおかしい←
と、思った事は、
今は心の中に閉まっておこう←
「でも沖田、池田屋の時のt「日向、もう一度襲われたい?」あ、いや結構です」
何か速攻で遮られたけど、
あたしが気になっていたのは、
池田屋で沖田が血を吐いた事だ。
外傷じゃないから、たった1、2回治癒能力使っただけじゃ、簡単には治らないだろう。
「おい、池田屋がどうしたんだよ。」
土方が食いついてきたー!←
さぁ、どうする沖田!!
「僕と日向の秘密です☆」
「はぁ!?」
もっと、
マシな誤魔化し方はないのか沖田。
あたしは深く溜息をついた。
病気だったら大変だってのに、
この様子じゃ、皆にも言ってないのか。
…仕方ない。
この事は後で何とかするか…。
あたしがそう心に決めていると、
何処からか、
ドドドドドドド…
「「「…。」」」
と、大勢の足音が聞こえてきた。
島原の中を、
平気でダッシュ出来るのは、
あたし、土方、沖田
この流れで来たら、必然的に、
「あいつらか…」
土方ははぁ…と溜息をついた。

