「何であたしもこれなんだ…」


鈴ちゃんに(無理やり←)着替えさせられたのは、まさかの、鈴ちゃんと同じような丈の短い着物だった←


鈴ちゃん曰く、


「だって、いつもと同じ格好してたら、
日向ちゃんが会いたくない人たちに気づかれちゃうでしょ?」


だそうです←


まぁ、確かにそれもそうだ。


けども、
鈴ちゃん、
こんな二人が真夜中に歩いてたら、
いくらなんでも、


怪しすぎです。←


「じゃあ、探しに行こっか!」


そう言って、鈴ちゃんは綺麗な刀を手に持った。


それからは、妖気が漂ってくる。


「やっぱり鈴ちゃんの刀も妖刀?」


「そうだよ!すっごく斬れ味いいの!」


すっごく大切なんだ、
そう言って刀を眺める鈴ちゃんの目は、本当に大切そうだった。


…やっぱり、
あたしもあの刀が必要だな…


早く探さなきゃな。


刀の大切さを改めて感じながら、
夜の京へと繰り出した。