新撰組と妖狐ちゃん!




「誰とやりたいって言われても…」


あたしはうー…と唸り、4人を見渡した。
…負けるつもりはないし、誰でもいいんだけど…。


すると、さっき平助と呼ばれた髪の長い少年が、物凄く目をキラキラさせてあたしを見ていた。


…すごく顔に出てるんだけど…


あたしは少年を指差して言った。


「…じゃあ、その人で」


「っしゃあ、きたぁ!!」


わぁ、すごい喜んでる…。


「いいのか、日向?」


「ああ。」


だって、あんなに目をキラキラさせられちゃあね…
すると、少年が、


「お前、日向っていうのか?
俺は八番隊組長藤堂平助だ!
平助って呼んでくれよな!」


「…楠木日向だ。」


テンションが高すぎるよ…