新撰組と妖狐ちゃん!



が、


振り下ろした後聞こえたのは、
ザシュっという肉の切れる音ではなく…


カキィィンッ!!


刀と刀がぶつかる音だった。


「は…?」


楓月は刀なんて持ってないぞ…?


あたしは恐る恐る刀の先を見てみると、


「なんで…?」


沖田の刀をあたしの刀が止めていた。


横から沖田の冷たい目と殺気が身体に突き刺さる。


「日向、まさか…」


裏切ったの?


沈黙の部分の言葉が
勝手に頭の中で聞こえてきた。


「違う!身体が勝手に…!」


必死に否定したが、


「邪魔。退けてよ。」


沖田があたしの刀を退けようと力を入れると、勝手にあたしも刀に力が入る。


…まるで、
楓月を斬らすまいとしているように。


「!?」


あたしはハッと楓月を見た。
すると、楓月は、


「さぁ、仲間との殺し合いを楽しんでください?」


怪しく微笑んだ。
その瞬間、


…目の前が真っ暗になった。