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それから数十分。
「まだ来ねえのかよ!?」
平助が珍しくイライラしてる←
あれから、随分待ったが、
なかなか会津藩は現れない。
「…遅。」
何、会津藩ってそんなに腰が重たいの?
よっこらせ、とか言ってんの?
平助がイライラするのも分かる。
だって、目の前に標的がいるってのに、
動けないんだよ?
逃げられたらどうするんだよって話だ。
「近藤さん、もういいんじゃねぇか?」
来ないみたいだし?と長倉。
「そうですね、僕らだけで行っちゃいましょうよ。」
と、ウズウズしている沖田。
「うむ…仕方ない。
…俺たちだけで、御用改めを行う。
皆のもの、いいな?」
近藤さんが隊士達に確認をとった。
皆が静かに頷いたのを確認し、
ぞろぞろと池田屋の前へ向かう。
中にいる池田屋の主人は
何事かと驚いている。
「総司、新八、平助は俺と一緒に正面から行く。後の者は裏から頼む!一人たりとも逃がすな!」
そして、
「御用改めである!
刃向かう者は、容赦無く斬り捨てる!」
近藤さんの堂々とした号令によって、
池田屋事件は開幕した。

