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「…此処か、池田屋は。」
近藤さん率いる近藤隊は、
池田屋へと辿り着いた。
建物の陰から様子を伺うと、
長州の人間であろう者が何人か出入りしている。
そして、それ以外、客と思われる人間は全く見当たらない。
…つまり、
「…こっちが当たりだ。
どうする?10人で乗り込むか?」
「…何勝手にセリフ代弁してくれてんの沖田組長。しかも、しゃべり方がとんでもなくミスマッチ。」
横から急に出てきた沖田に、
冷静につっこんだ←
緊張感ないのかよ緊張感。
…まぁ、あたしもそこまでないけども。
「どうするんだ、近藤さん。
会津藩はまだ来ないのかよ??」
と、長倉が聞いた。
あたし達だけでは、人数が危ういので、
会津藩に援軍を呼んだが、
なかなか来ないらしい。
なんでも、
会津藩は腰が重たいとか何とか←
…というか、まともな長倉に初めて出会った気がする。
「うむ…、もう少しだけ待ってみよう。
…島田くん、トシに言づてを頼む。
こちらが本命だと。」
「…承知。」
近藤さんが言うと、
知らないうちについてきてた監察方の島田が、姿を見ないうちに暗闇の中へと消えてった。
「…。」
…速いな…。
未だに顔見たことねぇぞ、あたし。

