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「それでは皆のもの、準備はいいか。
新撰組、これより出陣する!!!」
「オオォォォォォォォォ!!!!」
近藤さんの言葉に、
隊士達の雄叫びが上がる。
そして、
暗闇へと浅葱色が消えていった。
ーーさぁ、長い夜の始まりだーー
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「おい、日向。」
屯所から出る時、
土方に声をかけられた。
「…何だよ、お説教なら後にしろよ。」
「あ"?今説教するような馬鹿じゃねぇよ俺は。…そして、お前をやすやすと死に行かせるような馬鹿でもねぇ。
本当は行かせたくはねぇんだよ。
…やっぱ留守番しとけ。」
…。
何か物凄く今更な事言い出したよこいつ←
「あ"?あた…俺がそんなやすやすと死ぬと思うか?…まったく、どいつもこいつも舐めやがって…」
あたしが溜息をつくと、
「…まぁ、確かにな。
お前なら殺しても地獄から舞い戻ってきそうだ。」
「…褒めてんのか、馬鹿にしてんのか。」
しかも、あたしは天国じゃなく
地獄行き確定なのかよ←
あたしが複雑な表情をしていると、
ぽんっと頭に手を置かれて、
「…とりあえず、無茶だけはすんな。
死ぬなんて馬鹿な事したら、始末書で部屋埋めてやるからな。」
土方は四国屋へ行くので、
そう言って、あたしと違う道に進んでいった。
あたしはその背中をジッと見つめた。
土方…
…死んだら始末書かけねぇだろ←
…。
「…馬鹿な奴。」
あたしは呟き、
近藤さん達の後を追った。

