沖田side 「あーあ、嫌なもの見ちゃったなぁー…」 僕は日向の部屋の前で苦笑いした。 ズキっと胸が痛む。 土方さんはやっぱり手を出すのが 早いからなぁー。 僕も先手を打っとけば良かった。 でも、まだ誰のものでもないから。 …日向は僕が奪ってみせる。 「…コホッ」 …嫌な咳だな。 僕は薄暗くなってきた空を見上げた。