そっと、引き戸を開き、
持ってきておいた蝋燭に火を灯すと、


「…やっぱり。」


そこには、
大量の武器や弾薬があった。


…あたしが嗅ぎ取ったのは、
この大量の火薬の匂いだ。


そして、
隅の方に置かれていた手紙を手に取り、
中身を読むと、


完璧に長州からの密書だった。


どうやら、
長州はこの大量の武器を使って、
何かをしでかすらしい。


…まぁ、
あたしがそんな事はさせないけど。


あたしは、その手紙と武器や弾薬をメモした紙を懐にしまい、そっと、桝屋を立ち去った。


向かうは、隣の宿屋。







…ではなく、新撰組屯所。
(え"!?わいに報告は!!??by山崎)