新撰組と妖狐ちゃん!



「あ。杏子ちゃん、ほっぺ」


桝屋の男は、何かに気づき、
動詞のないよく分からない事を言うと、
こちらへ近づいてきた。


とっさに身構えようとしたが、
男の方が速かった。


不意に顎を掴まれ、
男の顔が近づいたかと思うと、


ペロッ


「あんこ、ついてた」


…。


ギャアァァアアァアァア!!??


あんこがついていると称して、
…ほっぺをなめられた。