夕方。


既に町へと繰り出していたあたしは、
桝屋への道を町の人に聞き、
ぶらぶらと桝屋へ向かっていた。


もちろん、
最新の甘味も調査済みだ←


だから、もう準備万端なんだけど…。


…山崎が現れない←


どんだけ、準備かかってんだよ、
とブツブツ言いながら歩いていると、


ドンッ


と誰かにぶつかった。
ぱっと顔をあげると、
旅人のような格好をした男だった。


とっさに、謝ろうと思ったが、


「わ!ごめんなさ…





…って、山崎かオイ。」


その男は、まさかの山崎だった←