新撰組と妖狐ちゃん!



スッパーンッ!


「土方ァ、テメェは何つー奴を寄こしてくれとんじゃこのヤロー。」


「日向ァ、テメェは何朝から刀突きつけてくれとんじゃこのヤロー。」


「ちっ…」


あたしは、部屋に入ると同時に、
土方に突きつけた刀を鞘に納めた。


だいぶ見慣れた文机に向かっている土方の後ろ姿に、無性にイライラするのは、
あたしの本性を知っておきながら、軽くあしらう土方のせいだ←


すると、あたしの方を向いた土方が
あたしの姿を見て言った。


「お前、もう化けて大丈夫なのかよ。」


「あぁ、大丈夫だ。今から実演してみせようか?…例えば、大量のゴキ○リの幻覚とか。」


「…どんな嫌がらせだよ。
しかもそれ、テメェが嫌なもんだろ。」


昨日までとは打って変わった、
非現実的なこの会話←


最初から正体なんて隠さなきゃ良かった。


…だって、妖術使って、
人々(おもに土方)と遊んで(虐めて)
あげる事が出来るからね←


「おい、テメェ全部声に出てるぞ。
()の中まで丁寧になぁ?」


顔を引きつらせる土方←