土方side
俺が言った瞬間、
総司以外の幹部は目を見開いた。
そして、
総司に持ち上げられたまま固まる子狐。
「な、何言ってんだ?!土方さん!
日向が狐!?」
「んなわけないだろ!!」
「だって日向は人間だぜ!?」
「土方くん、流石にそれは…」
「副長、よく意味が分からないのですが」
皆、口々に言う。
そりゃ、俺だって分からねぇよ。
ただ…
「こいつは北の方でもないのに白い毛をしていて、目は紅い。それに…」
俺は総司に持ち上げられた狐の元まで行き、尻尾を軽く手櫛でといた。
…軽く尻尾を避けられたのは
きっと気のせいではないだろう←
すると、ふわふわとした尻尾が
綺麗にみっつに分かれた。
「三尾ときたら、普通の狐じゃあねぇだろ?」
「「「!?」」」
さっき気づいた俺、総司、斉藤、山南さん以外、つまり、平助、新八、左之が驚いた顔をした。

