「…チッ、何を見たってんだよ」 俺はイライラしながら舌打ちをして聞いた。 コイツが真面目な時に貶されるほど、 頭にくる事はない。 だが、次の総司の一言で、 そのイライラは吹っ飛んだ。 「日向が楓月と話をしている時に、一瞬、日向の動きが金縛りにあったように 動かなくなったんです。その時、一瞬だけ、 …日向の髪と目の色が変わるのを見たんです。」