「なんか日向がぼーっとしてるって
珍しいね(笑)?明日、槍でも降るかな。」


「…そのまま殴れば良かった。」


「殴るって何を?」


きょとんとしている沖田に
なんでもないでーす、と言い、
あたしは素振りを再開した。


それを無言で見てくる沖田。


ブンッ


「…。」


ブンッ


「…。」


…なんつーか、


「…すごくやりづらいんだけど。」


「どうぞ続けて?」


と、にこやかに言う沖田。