「なんか、春の月って季語多いなー。 どんだけ春の月好きなんだよ土方。 そんなに好きなら、今日の月を見て一句読め… …おわっ!?」 ドンっ 本を読みながら走っていたせいで、 廊下にあった曲がり角に気づかず、 思いっきり壁と衝突してしまった。 「…痛ってぇっ、顔面打った…って、え"。」 あたしが衝撃の痛さに鼻をさすっていると、背後から、恐ろしい気配が伝わってきた。