え。と隣で冷や汗をかいている沖田をよそに、あたしはこのいらいらした気持ちを心の中で整理し、その気持ちを一言にまとめた。


「よしっ」


あたしは立ち上がり、思いっきり息を吸った。
そして、夜空に向かって叫んだ一言、それは…


…スゥッ…


「死ね土方ぁーーーーーーーーーーー!!!」


すると、次の瞬間、
さっきまであたし達が説教くらってた部屋から、もうだいぶ聞き慣れた怒鳴り声が聞こえて来た。


「うるせぇ黙れボケぇーーーーーーー!!!」


…。


……。


「どっちもうるさいです。」


静かな夜に響き渡るあたしと土方の大声に、沖田の貴重なツッコミはかき消された。