あたしは白狐だという事に誇りを持っている。 …でも、もしあたしが白狐じゃなくて、 普通の人間だったら… …家族を失うなんて事なかったんだろうな… 「…うっ…」 そんな事を考えていると、 いつの間にか、頬が涙で濡れていた。 なんか、最近情緒不安定なのか?