しかし、そう反論している暇はなかった。
沖田はあたしに有無を言わせず、
物凄い速さで斬り込んできた。


バシッ!!


「…っ!?」


どうにか受け止めたが、
これをまともに身体に受けてたら、
骨粉砕するよな…


少し冷や汗をかきながら、
木刀をはじき返した。


「おい!ちょっといきなり何す…わわっ!?」


沖田はあたしに休む暇を与えず、
次々に強烈な一撃を打ち込んでくる。
一撃一撃が重たくて、受け止めるたびに
体力がどんどん削られていく。


「あれ、昨日の威勢はどうしたの?
受け止めてばかりじゃ僕も面白くないんだけど」