だがしかし!
あたしは白狐だ!
妖の力を舐めんじゃねぇぞ!


あたしは、走りながら後ろを振り返り、


「べーだ」


美青年にあっかんべーをして、
さらにスピードを上げた。


その瞬間、
美青年から殺気が溢れだしたのは、
気にしないでおこう…。