新撰組と妖狐ちゃん!




…。


…まさかあたし…、酔った…?一口で?


…どうしよう、平助に酔ったとか言えないし。
というか、言いたくないし。


あたしはとりあえず水を飲んで、
酔いを覚まそうと思い、
ぼやける視界の中、
水らしき物を手探りで見つけた。


そして、ゴクゴクと勢いよく飲み干した。
…が。


…スッキリしない。むしろ、酷くなった…?
てか、苦いし。


…まさか。


「わぁ、日向結構いける口なんだね…
…って日向!?」


遠のく意識の中、平助の言った言葉は
あたしの耳には届かなかった。


あたしの記憶はそこで途絶えた。