てっきり『なんて失礼な子なの?!』って怒鳴られると思っていたのに、まさかの・・・

『サイコーね!!』


それを素直に喜んでいいのか、
その言葉に安心していいのかも分からず
あたしは曖昧に笑うことしか出来なかった。


「あ…へへっ…」


抱きついていたお母様は、あたしの笑い声を聞いた後にバッ!と顔を上げて目を潤ませた。


何でですか…?


「美憂ちゃん!あなたみたいな子が輝一の彼女で良かったわ!!」


「えと…。ありがとうございます!」


「輝一にも素を出せる相手が見つかったのね!嬉しいわ!!」


そういう意味でウルウルしてたんですね!!
お母様っっ!!
手放しに喜んでいいのかは分かりませんが
あたしも嬉しいですっ!!