「ハハッ!拗ねたのか!まぁ、でも兄ちゃんの気持ちも分かるわ。」


「へっ?!あたしの気持ちは?!」


「あんたサバサバした所があんじゃね?兄ちゃんは寂しがり屋だし?」


「さ…サバサバ?!」


「そっ。要は、兄ちゃんは、あんたとニャンニャンしたいって事。」


「にゃ、…ニャンニャン?!!」


サバサバ…サバサバ…
ニャンニャン…ニャンニャン…


その言葉が、あたしの脳内でエコーがかかり、
放心状態のまま太一君に送られ帰宅した。


つまり、きーち先輩は
あたしに甘えて貰いたくて
且つ
自分も甘えたい…と?


仲直りも、したい。


そ、それなら…あたし…


にゃ…ニャンニャン頑張る!!
と、自室で正座をしながら拳を握り締め、
決意を固めた。