――翌日。凄く良い天気だ。 外を歩くには陽射しが強すぎる気もするけれど、私は晴れた日が好き。 雲一つない青空。 そんな空が好き。 「あれ。冬馬兄ちゃん、出掛けてるんだ」 冬馬兄ちゃんの車が無い。 仕事かな。 最近忙しそうだから、明日ご飯を作ってあげるのもいいかも。 そんなことを考え、にやける顔。 気持ちを伝えたい。 明日、私の気持ちを伝えよう。 そう考えていた。 でも私は知らなかった。 冬馬兄ちゃんに告白出来なくなるなんて、今はまだ……――。 .