好きだなんて言わなければよかった【完】



「ホントのことじゃん。な、旭?」



「…まぁな」



「…くっ、マジヒドい!お前ら友達だろ~」



シクシクと、泣き真似を始める田村を横目に、




「そういえば、中林は、クリスマスイブどうすんの?彼女、隣のクラスの立川さんだっけ?」



オレは中林に声をかける。




「あぁ…今年は、お互い受験生だしな。プレゼントは、買ってあるけど…学校の帰りにでも渡すつもり」




少し、照れたように呟いて、中林は視線をそらした。





「あー、なんで中林だけリア充なんだよ~。つか、旭って、彼女いないの??」




いつの間に立ち直ったのか、話に参戦してくる田村にオレは苦笑いを浮かべる。




「いないって」