好きだなんて言わなければよかった【完】




───…



「淳くーん!!ゴメン。ちょっと遅れちゃって…待った??」



「いや、オレも今、来たとこだよ」



にこりと、爽やかな笑みを浮かべる彼に私の胸が高鳴るのを感じる。



あー!もう、淳くんカッコいい!!



と、思わずテンションが上がってしまった私。



それもそのはず、今日は、24日。クリスマスイブ。



そんな中、私、小手川小夜子は、この前、付き合ったばかりの彼氏と初デート中。



彼氏の園田淳くんは、隣町の東高校の2年生で、見た目も私好み。



それに、本当に優しくて、気配り上手。



まさに、理想を絵に描いたような人なのだ。




「今日の服、小夜子ちゃんに似合ってて可愛いね」



なんて、いつもならお世辞としかとらないセリフでさえも、良い印象を持ってしまうのは淳くんだからだと思う。




「あ、ありがとう」