…デート
…2人きりで…ってことだよね…?
そう考えると、なぜたが顔に集まる熱。
今までなら、慎也さんと2人きりでもさほど緊張とか感じていなかったはずなのに…。
「…いつにする?オレは、いつでも大丈夫。紗綾ちゃんが行ける日教えて?ちなみに、来週辺りとかどう?」
「…あ、たぶん、大丈夫です」
「ほんと?じゃあ、来週の日曜日にしようか!プランは、オレが考えるから、紗綾ちゃん楽しみにしてて!」
「…は、い」
ニコニコと、嬉しそうな笑みを浮かべて言う慎也さんを見ると、もう行くことは決定してしまったようだ。
