―――…
次の日、私は、重い足取りで学校の門をくぐり、そのまま、教室に向かう。
「…なんか、紗綾ちゃん元気なくない?」
「…なんかあったのかな?」
あきらかに、いつもと違うの私の様子にクラスメートも困惑気味で、ちらちらと、こちらの様子を伺っている。
そんな中、
「紗綾〜!!おはよぉー!………あ、れ?なんか元気ない…?」
小夜子は、いつものように私に挨拶をしてくれたのだが、
すぐに、私の異変に気付いたのか、軽く首を傾げながら、そう言い放った。
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