「ほら、あがれよ……風邪ひくから服も乾かして」 「いいよ」 なかなか部屋にあがろうとしないなおを無理やり手をひいて、脱衣室に連れていった。 大きなタオルでフワッとなおの体を包み込む。 なんて……切ない目で俺を見てくるんだよ……? 俺だって胸がさっきから痛いんだよ…… なおは濡れた髪を包み込んだタオルでふいて クスッと笑う。 「このタオル……ツッチーの香りがする」 顔は笑っていても 瞳には涙をたくさんためているなおの顔を見て…… 俺の一本の感情が…… 切れた。