その瞬間、剛史さんの体がビクッと動いた。また驚かしちゃったみたい。
「怖いの。だから、こうしていても、いい?」
「いいけど……」
「ありがとう」
ああ、こうしてると全然怖くないわ。このまま眠れそう……
しばらくしたら、剛史さんは「はあー」とため息をつき、リモコンでテレビを消してしまった。途端に部屋の明かりは常夜灯の僅かなものだけになり、シーンと静まり返った。
「テレビ、終わったの?」
「いいや。無駄だから消したよ」
そう言いながら、剛史さんは仰向けになった。
「無駄って?」
「テレビを観て紛らわそうとしたが無駄だった」
「紛らすって、何を?」
「欲望」
「え?」
「君が怖い思いをしてるっていうのに、俺は男の欲望と闘ってるんだ。情けないよ。でも大丈夫。理性を総動員して我慢するから」
それを聞いた私は、驚くよりも嬉しかった。だって、てっきり剛史さんは私に女の魅力を感じないのかと思っていたから。
「剛史さん……」
「ん?」
「我慢しないで?」
「怖いの。だから、こうしていても、いい?」
「いいけど……」
「ありがとう」
ああ、こうしてると全然怖くないわ。このまま眠れそう……
しばらくしたら、剛史さんは「はあー」とため息をつき、リモコンでテレビを消してしまった。途端に部屋の明かりは常夜灯の僅かなものだけになり、シーンと静まり返った。
「テレビ、終わったの?」
「いいや。無駄だから消したよ」
そう言いながら、剛史さんは仰向けになった。
「無駄って?」
「テレビを観て紛らわそうとしたが無駄だった」
「紛らすって、何を?」
「欲望」
「え?」
「君が怖い思いをしてるっていうのに、俺は男の欲望と闘ってるんだ。情けないよ。でも大丈夫。理性を総動員して我慢するから」
それを聞いた私は、驚くよりも嬉しかった。だって、てっきり剛史さんは私に女の魅力を感じないのかと思っていたから。
「剛史さん……」
「ん?」
「我慢しないで?」



