その後の事を私は憶えていない。たぶん私は気を失っていたのだと思う。
気付いた時、私は暗い用具置き場の中で、壁に背中を付けて体育座りをしていた。体のあちらこちら、特に握り拳の辺りがズキズキ痛んだけど、なぜか男子に乱暴されてはいなかった。
そしてあの男子はというと、なんと私のすぐ横で倒れていた。血だらけの腫れ上がった顔を上に向けて……
まさか、死んでいる?
恐る恐るその男子の口元に顔を寄せたら、男子は息をしていた。気絶しているだけらしい。
私はよろよろと立ち上がると、上着で前を隠し、人目を気にしながら家に帰った。男子を置き去りにした罪悪感はあったけど、彼の自業自得だと思うし、人に事情を話すのが嫌だった。
今でも不思議なのは、いったい誰が私を助け、やり過ぎと思える程にあの男子を傷めつけたのか、という事。それが誰かわかれば、その人にお礼を言いたかったのに……
あの男子なら当然知ってたはずだけど、あの時以降、彼は私をあからさまに避けるようになり、彼から聞き出す事は出来ず仕舞いだった。
気付いた時、私は暗い用具置き場の中で、壁に背中を付けて体育座りをしていた。体のあちらこちら、特に握り拳の辺りがズキズキ痛んだけど、なぜか男子に乱暴されてはいなかった。
そしてあの男子はというと、なんと私のすぐ横で倒れていた。血だらけの腫れ上がった顔を上に向けて……
まさか、死んでいる?
恐る恐るその男子の口元に顔を寄せたら、男子は息をしていた。気絶しているだけらしい。
私はよろよろと立ち上がると、上着で前を隠し、人目を気にしながら家に帰った。男子を置き去りにした罪悪感はあったけど、彼の自業自得だと思うし、人に事情を話すのが嫌だった。
今でも不思議なのは、いったい誰が私を助け、やり過ぎと思える程にあの男子を傷めつけたのか、という事。それが誰かわかれば、その人にお礼を言いたかったのに……
あの男子なら当然知ってたはずだけど、あの時以降、彼は私をあからさまに避けるようになり、彼から聞き出す事は出来ず仕舞いだった。



