団長の拳や蹴りが飛んで来る。
身を守る術すら無い俺は、
唯それを耐える事しか出来ない。
10分程 経っただろうか。
団長の攻撃が止んだ時、
俺は半ば意識を手放していた。
何故、俺は此処に居るのだろう。
死んでいたなら、良かったのに。
祖国を売る事なら、大歓迎だ。
俺は、あの国が大嫌いなのだから。
けれど、こいつ等に
情報を渡したくない。
暴力に屈したと思われたくない。
だが、それで何が護れる?
プライド?
自尊心?
護って、どうなる?
何れ殺されるだけなのに?
其処迄 考えて。
俺は意識を手放した。


