「……俺の仲間は、どうなった?」
「死んだよ。」
死んだ。
半ば予想していた通りの答え。
今更 驚く迄も無い。
「……何故 俺は此処に?」
「帝国の情報を得る為に。」
「……何故 俺を?」
「団長の話だと、
君が最後迄
姿を現さなかったそうじゃないか。
だから君が責任者なのだと思い、
連れて来たんだが。」
「……そうか。」
俺が黙り込むと、
団長が再び俺の腹を蹴った。
又しても吐き気が込み上げる。
最早 痛いのか苦しいのかすら
解らない。
「それで?
貴様が責任者なのか?」
腹の底に怒りが湧き起こる。
一方的に浴びせられる暴力に、
憤りを覚えた。
俺は団長を見つめ、
ふてぶてしく笑う。
「騎士団の団長ともあろう お方が、
とんだ人選ミスだな。
責任者は茶髪の男だ。
俺は唯の下っ端さ。」
「こいつ……っ!!」


