男達に引き摺られ、
最果ての刑務所の所長――刹那の父親の前に
引き出される。
彼の後ろには騎士団の団長――
瞬の父親が居た。
不意に男達に突き飛ばされ、
長い間 歩いていなかった足で
立てる筈も無く、冷たい床に倒れ込む。
頭を打たないように手を付くのが
精一杯だった。
「テューロ、今から貴様の処刑を行う。」
不意に頭上から降り注いだ声は、
所長の物だった。
のろのろと顔を上げると、
俺を見下す冷たい4つの瞳。
ああ、俺は どんな風に殺されるのだろう。
剣で心臓を貫かれるだろうか。
ギロチンで首を落とされるだろうか。
自ら首吊りを させられるだろうか。
水に沈められ、窒息死するだろうか。
ああ……短い、人生だった。
短く、そして理不尽な人生だった。
俺は、何の為に、
今日迄 生きて来たのだろうか。
何でも良い。
早く……楽に なりたい。


