「……まだ、続きが在るんだが。」
そう言うと、刹那達は途端に
真面目な顔付きになって此方を見た。
「帝国の後継者は5人じゃなかった?」
「第4皇子オルク27歳、
第5皇子オルセル24歳。
妾の子だ。」
「妾……。」
「公には されていないが、
万が一3人の皇子が殺された場合の
保険だ。」
俺の言葉に、3人は黙り込んだ。
「つまり、
帝国の跡継ぎを暗殺するなら、
その5人の皇子を
殺さなきゃ いけないって事だね?」
「ああ。」
相変わらず頭の回転が早い瞬。
彼が居ると話がスムーズに進んで助かる。
「まさか、そんな保険が在るなんてね。
あんたから その情報を貰わなければ、
あたし達 王国は相当なリスクを
負う事に なっていた訳ね。」
溜め息を つきつつ、
前髪を掻き上げる刹那。
その仕草に一瞬 見とれ……
慌てて目を逸らした。


