座り女(すわりめ)だ。間違いない。
門川全域の空間を維持する為の存在。
人であって人で無い。不可思議な存在。
なんでここに座り女が?
「・・・なんと! まさかこれは!?」
「さすがは絹糸殿。お気付きであらしゃりまするか?」
絹糸が驚愕の声を上げた。
それに対してマロさんの、どこか笑いを含んだような声が答える。
ようやく慣れてきた目に、絹糸の薄青白い体がぼんやりと浮かんだ。
真っ白に塗られたマロさんの顔も。
「まさか、まだ生存しておったのか!?」
「さようでおじゃりまする。端境の結界の中にて悠久の時を越え、生き続けておじゃりまする」
絶句した絹糸は、目の前の座り女を食い入るように凝視する。
マロさんの白い顔が、満足そうに笑みを浮かべていた。
「絹糸、どうかしたのか?」
「この座り女がどうしたのさ?」
「まるでオバケにでも遭遇したようですわよ?」
「そもそも・・・」
あたし達全員が絹糸に話しかけている時。
ただひとり、セバスチャンさんだけがマロさんに向かって話しかけていた。
「そもそも、なぜここに座り女が居るのでしょうか?」
そうだ。なんで?
しかもご大層に、こんな厳重な結界の中で。
ずいぶん特別扱いじゃない?
「あ、ひょっとしてこれが、座り女チームのリーダーとか?」
「まさにその通りにおじゃりまする」
マロさんがにこりと赤い唇を綻ばせた。
えっ? ほんと?
冗談で言ったのに、まさかの大正解ピンポン?
門川全域の空間を維持する為の存在。
人であって人で無い。不可思議な存在。
なんでここに座り女が?
「・・・なんと! まさかこれは!?」
「さすがは絹糸殿。お気付きであらしゃりまするか?」
絹糸が驚愕の声を上げた。
それに対してマロさんの、どこか笑いを含んだような声が答える。
ようやく慣れてきた目に、絹糸の薄青白い体がぼんやりと浮かんだ。
真っ白に塗られたマロさんの顔も。
「まさか、まだ生存しておったのか!?」
「さようでおじゃりまする。端境の結界の中にて悠久の時を越え、生き続けておじゃりまする」
絶句した絹糸は、目の前の座り女を食い入るように凝視する。
マロさんの白い顔が、満足そうに笑みを浮かべていた。
「絹糸、どうかしたのか?」
「この座り女がどうしたのさ?」
「まるでオバケにでも遭遇したようですわよ?」
「そもそも・・・」
あたし達全員が絹糸に話しかけている時。
ただひとり、セバスチャンさんだけがマロさんに向かって話しかけていた。
「そもそも、なぜここに座り女が居るのでしょうか?」
そうだ。なんで?
しかもご大層に、こんな厳重な結界の中で。
ずいぶん特別扱いじゃない?
「あ、ひょっとしてこれが、座り女チームのリーダーとか?」
「まさにその通りにおじゃりまする」
マロさんがにこりと赤い唇を綻ばせた。
えっ? ほんと?
冗談で言ったのに、まさかの大正解ピンポン?


