中は・・・意外にも広く、そしてとても静かで薄暗かった。
力の凝縮が感じられる。初夏のような暑さ。
しかも目を凝らしても何も見えない。
ねぇちょっとマロさん、これじゃ暗すぎだよ。
儀式もなーんも見られないじゃん。早く電気つけてくれないかな?
「端境当主殿、これは?」
「門川当主様、ほんにようお越し下しゃりました」
暗がりの中でマロさんがお辞儀をするような気配がした。
「当主よ、まだ儀式は始まらぬのかの?」
「いえ、もうすでに始まっておじゃりまする」
「ですが、わたくし達の他には誰も居ないようですわよ?」
「よう御覧下しゃりませ」
ぬうっと、薄暗がりの中でマロさんの指先がぽかりと浮かび上がる。
「ほうれ。あそこに・・・・・」
皆が視線の先に目を凝らした。
暗闇に目が慣れて、徐々にボンヤリと何かが見えてくる。
なんだろ? あれは、背の小さい人間?
眉間にぐぅっとシワを寄せ、あたしは凝視する。
着物? 着物の袖?
・・・あれは、背が小さいんじゃない。
座ってるんだ。床の上に着物姿の女性が正座している。
誰なの? まだ顔が見えない。
少しずつ夜目が利いてくる。全体像がようやく見えてきた。
顔、顔は・・・・・
・・・・・っ!!?
顔を見た瞬間、あたしは驚いた。
その顔が不気味な模様の描かれた紙で覆われていたから。
あれは・・・
着物姿で、物も言わずにそこに正座していたものの正体は・・・・
座り女、だった。
力の凝縮が感じられる。初夏のような暑さ。
しかも目を凝らしても何も見えない。
ねぇちょっとマロさん、これじゃ暗すぎだよ。
儀式もなーんも見られないじゃん。早く電気つけてくれないかな?
「端境当主殿、これは?」
「門川当主様、ほんにようお越し下しゃりました」
暗がりの中でマロさんがお辞儀をするような気配がした。
「当主よ、まだ儀式は始まらぬのかの?」
「いえ、もうすでに始まっておじゃりまする」
「ですが、わたくし達の他には誰も居ないようですわよ?」
「よう御覧下しゃりませ」
ぬうっと、薄暗がりの中でマロさんの指先がぽかりと浮かび上がる。
「ほうれ。あそこに・・・・・」
皆が視線の先に目を凝らした。
暗闇に目が慣れて、徐々にボンヤリと何かが見えてくる。
なんだろ? あれは、背の小さい人間?
眉間にぐぅっとシワを寄せ、あたしは凝視する。
着物? 着物の袖?
・・・あれは、背が小さいんじゃない。
座ってるんだ。床の上に着物姿の女性が正座している。
誰なの? まだ顔が見えない。
少しずつ夜目が利いてくる。全体像がようやく見えてきた。
顔、顔は・・・・・
・・・・・っ!!?
顔を見た瞬間、あたしは驚いた。
その顔が不気味な模様の描かれた紙で覆われていたから。
あれは・・・
着物姿で、物も言わずにそこに正座していたものの正体は・・・・
座り女、だった。


