広い広い庭園を滑り抜き、ようやく屋敷の正面へ到着した。
これがまた、デーンとご立派な完全和風調のお屋敷で!
なんだっけ? ほらあの・・・そう、10円玉!
10円玉の模様の建造物にソックリ!
なるほど元は由緒正しい家柄ってのも頷けるよ。
入り口に大勢の人間が並んで、あたし達の到着を待ち構えていた。
全員地面にヒザをつき、ズラッと平伏している。
あたし達は牛車から順番に降りていった。
「門川当主様、本日はようお越し下しゃりました」
平伏しているうちの一人が、頭を下げながら挨拶を始めた。
「わざわざのお運び、感謝の言葉もおじゃりませぬ」
「端境の当主殿、突然申し訳ない」
「とんでもおじゃりませぬ。こちらこそ深く深くお詫び申し上げまする」
「どうか頭を上げて欲しい。当主殿」
ゆっくりと当主が顔を上げた。
その顔を見た瞬間、あたしは心の中でブッ!と吹き出してしまった。
危うく口から息が漏れそうになって、絹糸が、さり気なくあたしの足元に猫パンチをした。
し・・・しかたないじゃん!
お岩さんのノドだって今、変な音したよ!?
あれ、絶対に笑いこらえてる音だよ!?
だってだって、この人って・・・・・
麻呂じゃん!!!
麻呂! 完璧に麻呂! どこまでも麻呂!
真っ白に塗りたくられた顔面も麻呂。
白塗りのオデコ部分に描かれた眉も、麻呂眉。
唇の真ん中部分に強調して塗られた口紅も、おちょぼな麻呂仕様。
着ている衣装も、頭の上の帽子みたいなのも、平安貴族風。
芝居がかった言葉遣いといい・・・
志村〇んのバカ殿平安バージョンじゃん!!
わざとやってんの!? 余興!? サービス精神!?
これがまた、デーンとご立派な完全和風調のお屋敷で!
なんだっけ? ほらあの・・・そう、10円玉!
10円玉の模様の建造物にソックリ!
なるほど元は由緒正しい家柄ってのも頷けるよ。
入り口に大勢の人間が並んで、あたし達の到着を待ち構えていた。
全員地面にヒザをつき、ズラッと平伏している。
あたし達は牛車から順番に降りていった。
「門川当主様、本日はようお越し下しゃりました」
平伏しているうちの一人が、頭を下げながら挨拶を始めた。
「わざわざのお運び、感謝の言葉もおじゃりませぬ」
「端境の当主殿、突然申し訳ない」
「とんでもおじゃりませぬ。こちらこそ深く深くお詫び申し上げまする」
「どうか頭を上げて欲しい。当主殿」
ゆっくりと当主が顔を上げた。
その顔を見た瞬間、あたしは心の中でブッ!と吹き出してしまった。
危うく口から息が漏れそうになって、絹糸が、さり気なくあたしの足元に猫パンチをした。
し・・・しかたないじゃん!
お岩さんのノドだって今、変な音したよ!?
あれ、絶対に笑いこらえてる音だよ!?
だってだって、この人って・・・・・
麻呂じゃん!!!
麻呂! 完璧に麻呂! どこまでも麻呂!
真っ白に塗りたくられた顔面も麻呂。
白塗りのオデコ部分に描かれた眉も、麻呂眉。
唇の真ん中部分に強調して塗られた口紅も、おちょぼな麻呂仕様。
着ている衣装も、頭の上の帽子みたいなのも、平安貴族風。
芝居がかった言葉遣いといい・・・
志村〇んのバカ殿平安バージョンじゃん!!
わざとやってんの!? 余興!? サービス精神!?


