「待て永久。お前は・・・」
「行けば全てが解決するなら、僕が行くのが真っ当な道理だろう」
「いや、道理ではあるが、お前には立場が・・・」
「その立場に目が曇っていたよ。固定観念にとらわれていては事態は進まない」
冷静な目で門川君は言い切った。
そう! そうだよ門川君! あたし達は門川を変えるんだもんね!
おかしな固定観念を粉砕して、新たな道を作らなきゃ!
「あたし達がその道しるべになるんだよ!」
「ええい! お前は少し黙っておれ!」
「なによ! 今すごくいいこと言ってんのに!」
「道しるべがあってもガッツリ迷子になるようなヤツが、何を偉そうに言うか!」
「失礼ね―――!」
ギャンギャン言い合うあたしと絹糸を見ながら、セバスチャンさんが苦笑いをする。
「絹糸様のご心配もよく分かりますが、とにかく書を受け取らねば話になりませんね」
「お前まで何を言い出すか! その代償がどれほど高くつくか、分からぬお前でもあるまい!」
「そろそろ、調子に乗っている上層部の鼻を明かす必要もあります。今回は正当な理由もある事ですし」
絹糸は口をパクパクさせて・・・
はあぁぁ~~っと大きな溜め息をつきながら下を向いてしまった。
「行けば全てが解決するなら、僕が行くのが真っ当な道理だろう」
「いや、道理ではあるが、お前には立場が・・・」
「その立場に目が曇っていたよ。固定観念にとらわれていては事態は進まない」
冷静な目で門川君は言い切った。
そう! そうだよ門川君! あたし達は門川を変えるんだもんね!
おかしな固定観念を粉砕して、新たな道を作らなきゃ!
「あたし達がその道しるべになるんだよ!」
「ええい! お前は少し黙っておれ!」
「なによ! 今すごくいいこと言ってんのに!」
「道しるべがあってもガッツリ迷子になるようなヤツが、何を偉そうに言うか!」
「失礼ね―――!」
ギャンギャン言い合うあたしと絹糸を見ながら、セバスチャンさんが苦笑いをする。
「絹糸様のご心配もよく分かりますが、とにかく書を受け取らねば話になりませんね」
「お前まで何を言い出すか! その代償がどれほど高くつくか、分からぬお前でもあるまい!」
「そろそろ、調子に乗っている上層部の鼻を明かす必要もあります。今回は正当な理由もある事ですし」
絹糸は口をパクパクさせて・・・
はあぁぁ~~っと大きな溜め息をつきながら下を向いてしまった。


