「あんた、アンソニー?」
くぃっ。
だから、なに?
としか形容できないような表情で、あたしを斜め目線で見上げる。
「この子が群れのリーダーですの。とっても賢いんですのよ!」
はあ、そーですか。
あたしは小柄なリーダーのアンソニー君と目を合わせる。
アンソニー君は、赤いビー玉のような目で見返してきた。
確かに可愛い生き物だけど・・・。
なんかコイツ、目付き悪くない?
メンチ切られてケンカ売られてるよーな気がするのは、あたしの気のせいだろうか?
「イワトビペンギンは、けっこう攻撃的な性質ですの。だから護衛役にもピッタリですのよ」
くぃっ! くぃっ! くぃっ!
次々とペンギン達が首を傾げて、あたしに視線を投げてくる。
その首の傾げ具合が、もう、完全にヤクザのメンチ。
集団メンチ。
あぁ~~ん? ワレ、見かけんツラじゃのう?
どこのシマのモンやぁ?
さっきから、なにコッチ見てけつかるねん。しばくどゴラァッ!
・・・って空気が、庭中に充満してる・・・。
「ね!? とっても可愛いでしょう!?」
「・・・ごめん、お岩さん。あたし相容れないかも・・・」
お岩さんのストライクゾーンって、広すぎ。
理解できない。なんか敗北感・・・・・。
あたしはこっちを睨みつけるペンギンの群れを前にして、ガックリと肩を落とした・・・。
くぃっ。
だから、なに?
としか形容できないような表情で、あたしを斜め目線で見上げる。
「この子が群れのリーダーですの。とっても賢いんですのよ!」
はあ、そーですか。
あたしは小柄なリーダーのアンソニー君と目を合わせる。
アンソニー君は、赤いビー玉のような目で見返してきた。
確かに可愛い生き物だけど・・・。
なんかコイツ、目付き悪くない?
メンチ切られてケンカ売られてるよーな気がするのは、あたしの気のせいだろうか?
「イワトビペンギンは、けっこう攻撃的な性質ですの。だから護衛役にもピッタリですのよ」
くぃっ! くぃっ! くぃっ!
次々とペンギン達が首を傾げて、あたしに視線を投げてくる。
その首の傾げ具合が、もう、完全にヤクザのメンチ。
集団メンチ。
あぁ~~ん? ワレ、見かけんツラじゃのう?
どこのシマのモンやぁ?
さっきから、なにコッチ見てけつかるねん。しばくどゴラァッ!
・・・って空気が、庭中に充満してる・・・。
「ね!? とっても可愛いでしょう!?」
「・・・ごめん、お岩さん。あたし相容れないかも・・・」
お岩さんのストライクゾーンって、広すぎ。
理解できない。なんか敗北感・・・・・。
あたしはこっちを睨みつけるペンギンの群れを前にして、ガックリと肩を落とした・・・。


