神様修行はじめます! 其の三

どうかお願い、こんな結末はカンベンして。

世界や、マロを救おうと戦い続けた塔子さんが、そのマロに殺されるなんて。

生まれてから今日まで、ずっとずっと苦しみ続けたマロが、結局利用されたまま、救われずに終わるなんて。

こんな結末、許しちゃいけない。

・・・ねぇ、マロ。一緒に頑張ろうって言ったじゃん。

マロじゃなくて、これからは典雅って呼べって、あんた言ったじゃん。

呼ぶよ。呼ぶから。

全部片付いたら、ちゃんと名前で呼ぶから。だから・・・。


「目を覚ましてよ! マロー!」


あたしの必死の叫びも空しく、マロの手が勢い良く振り下ろされて、あたしの全身の血がザッと冷えた。


あたしの声は届かない。

あたしが何をしたところで、予測される最悪の結末が、数秒後にはきっと現実になってしまう。


それでも。それでも・・・・・!
それでも、こんなのは嫌なんだ!


あたしは思いっきり、空に向かって首を反り返して門を見上げる。


何もしないで、最悪の結末を迎えるのだけは嫌だ!

できる事の全力で、『こんなのは絶対にダメだ』って否定してやる。

だってそうしなきゃ、あたしは、あのふたりを諦めた事になる。

そんな事しない。するもんか。

絶対に絶対に、見捨てたりしない。


「そんな事しないって、あたしは約束したんだー!」